【恐怖!!】恐ろしい感染症4選!
こんにちは!
どうでもいい知識へようこそ!
今回は恐ろしい感染症を4つ紹介いたします。
①破傷風
破傷風とは破傷風菌が産生する毒素である神経毒素により強直性痙攣をひき起こす感染症です。
末期になると、強烈な筋繊維収縮による骨折によりもがき苦しみ死に至ります。
致死率:約50%
感染経路:土壌に存在する破傷風菌が傷口から侵入
症状:全身の痙攣
死因:呼吸筋の麻痺による窒息死、筋繊維収縮による背骨の骨折
治療:抗生物質の投与、抗痙攣薬、ヒト破傷風免疫グロブリン投与
予防:ワクチン接種
鳥インフルエンザとはA型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起きる鳥類の感染症です。
毎年日本でも鳥インフルエンザに感染したにわとり達が処分されるニュースを目にしますよね。
しかし、鳥インフルエンザウイルスが人から人に感染することはなく、
日本の農林水産省は2004年3月9日に「鶏肉や鶏卵を食べることによって、人に感染したという事例の報告はない」と公表しています。
致死率:60〜70%
感染経路:感染した鳥との接触
症状:風邪と類似
死因:肺炎
治療:タミフル
予防:鶏肉、卵は加熱する。
実は鳥インフルエンザウイルスの恐ろしい所は他にあります。
それは突然変異です。
現在は人から人への感染はないとされていますが、
もしこのウイルスが感染力の高いヒトインフルエンザウイルスと混じり合い、人の間で感染する能力を持てば脅威になりますよね。
そうなった場合、最大で5億人が死亡すると試算されています。
恐ろしいことに、WHOは2005年に鳥インフルエンザがいつ突然変異で世界的な大流行を起こしてもおかしくないと警告しています。
実は鳥インフルエンザウイルスは過去に突然変異を何度か起こしています。
- 1994 - 95年:メキシコH5N2が感染拡大後に高病原性に突然変異
- 1999年12月:北イタリアH7N1が高病原性型に突然変異
- 感染者の死亡率:1997年30%→2004年60〜70%へと変異
(インフルエンザウイルスは毎年少しずつ変異します。)
エボラ出血熱とはフィロウイルス科エボラウイルス属のウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症です。
2015年にアフリカで流行したというニュースが日本でも流れていたと思います。
このウイルスは他の多くのウイルスとは違い、免疫系を攪乱するデコイを放つことで生体の防御機構をほぼ完全にすり抜けるという特徴があります。
したがって、他のウイルスでは複数のウイルスが入らなければ感染に至らないのに対し、
エボラウイルスは一つ入っただけでも感染します。
致死率:50〜80%
感染経路:患者との接触、死亡した患者からも感染する
症状:全身からの出血
死因:血管の破壊
治療:なし
予防:傷口や粘膜にウイルスが入り込まないよう注意する
WHOの2015年10月18日の発表では
28,512名が感染し、11,313名が死亡したとのことです。
また恐ろしいことに、
2019年2月から3月にかけて、北キヴ州ブテンボに開設されていたエボラ治療センターが
武装勢力からの3度の襲撃を受けました。
このことによりWHOは、
進展を見せていたエボラ対策が暴力によって後退していると述べています。
④炭疽症
炭疽症とは炭疽菌による感染症で、ヒツジやヤギなどの家畜や野生動物の感染症です。
しかし、ヒトにも感染する人獣共通感染症であり、感染すると黒いかさぶたのようなものができます。
この菌は皮膚からの感染が最も多く、芽胞を吸いこんだり、汚染した肉を不十分な加熱で食べた場合に感染します。
致死率:約90%
感染経路:皮膚からの感染
症状:黒いかさぶた
死因:呼吸困難
治療:抗生物質
予防:汚染された肉の処分
この炭疽症の恐ろしい所は頻繁に悪用される所にあります。
炭疽菌は長持ちするため所有しやすく、かつてはアメリカ、ソ連、イラクなどで生物兵器としての開発が進められていました。
特にソ連では炭疽菌の芽胞を量産し、ICBMに搭載した生物兵器を配備していたと言われています。
その他にも、、、
1993年:オウム真理教が炭疽菌を散布するバイオテロを実行しました。結果は失敗。(首都圏炭疽菌散布計画)
2001年:炭疽菌を悪用したアメリカ炭疽菌事件が発生し死者を出しました。
いかがだったでしょうか!
世の中には恐ろしい感染症がたくさんありますね。
ご清覧ありがとうございました。